管理栄養士による健康レシピ

食事を見直してゆっくり健康に:管理栄養士による栄養相談

管理栄養士による健康レシピ

食事や健康に、こんなお悩みありませんか?

健康診断で「要注意」と言われたけれど、できれば薬には頼りたくない

血圧や血糖値が上がってきて、このままだと不安…そろそろ食事を見直したい

自分の食事がエネルギーや塩分を摂りすぎていないか、気になっている

「塩分を控えてください」と言われたけど、何をどう変えたらいいのかわからない

食事改善を頑張っているのに、思ったような結果が出ない

テレビやSNSで見た健康法を試してみたいけれど、自分に合っているのか心配

気づけば薬が増えている…少しでも減らせる方法があれば知りたい

医師から「食事を見直しましょう」「1日の摂取カロリーは1,500~1,800kcal、塩分は6g以下に」と言われたけれど、実際にどうすればいいの?

🌱こうした悩みや不安、ひとつでも当てはまった方は、ぜひ当院の管理栄養士による栄養相談をご活用ください。

あなたのライフスタイルや好みに寄り添いながら、無理なく続けられる食事改善を、一緒に考えていきます。

食事療法の大切さ

食事療法は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を改善・予防するうえで、とても大切な治療法のひとつです。
「これからも元気に過ごしたい」「薬に頼りすぎたくない」とお考えの方へ──
無理なく、美味しく続けられる食事の工夫を、私たちと一緒に見つけていきましょう。

当院では、医師の指示のもと、管理栄養士がわかりやすく丁寧にサポートいたします。

栄養相談とは

健康診断の結果が気になる方

医師から「食事に気をつけましょう」と言われた方

食事制限が必要だけれど、何をどうすればいいか分からない方

  1. などを対象に、管理栄養士が食事の内容や生活習慣の見直しについてご相談をお受けします。
  2. 薬による治療だけでなく、日々の食生活を整えることで、複数の生活習慣病を同時に改善していくことができます。
    「料理はあまりしない」という方にも、コンビニやスーパーでの食材の選び方、外食の工夫など、実践しやすいアドバイスをいたします。
  3. また、ご家族と一緒にカウンセリングを受けていただくことで、家庭全体の食事の見直しにもつながります。
    「一人では続かないかも…」と不安な方も、ぜひお気軽にご相談ください。

栄養相談の対象となる疾患

  • 以下のような病気をお持ちの方は、健康保険の範囲内で管理栄養士による栄養相談の対象となります。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 高度肥満症
  • 鉄欠乏性貧血

※上記の病気がある場合、保険適用で栄養相談を受けることができます。
※医師の指示が必要となりますので、まずは外来診察をお受けください。

 

当院の栄養相談の特徴

    1. ● 管理栄養士が2名常勤

      当院には2名の常勤管理栄養士が在籍しており、互いに意見交換しながら、常に新しい情報を取り入れたサポートを行っています。
      また、診察室でのカルテ入力にも関わっているため、診察時にも顔なじみのスタッフから直接お声がけできるのが特徴です。継続的なフォローにもつながります。

      ● イラストや写真を使った、わかりやすい説明

      「どのくらい食べたらよいのか」「どんな食材を選べばよいのか」を視覚的に理解していただけるよう、イラストや写真を使って丁寧にご説明します。
      実際に必要な野菜の量などを見て、「こんなに食べるんですね!」と驚かれる方も多く、日々の食事を具体的にイメージしやすくなるとご好評いただいています。

      ● 完全予約制で、丁寧な個別対応

      栄養相談は完全予約制です。
      まずは医師の診察を受けていただき、その後に栄養相談の日程を調整します。
      事前に問診票の記入や、栄養相談当日には食事の写真のご提出をお願いしています。
      これにより、より個別に合わせた具体的なアドバイスが可能になります。

栄養相談の進め方

① 事前予約

まずは医師の診察を受けてください。
その際に「栄養相談を希望している」と医師またはスタッフにお伝えください。医師からご提案する場合もあります。
ご予約が確定しましたら、生活習慣や食事に関する簡単な問診票にご記入いただきます。

② ご自宅での準備

実際に召し上がった食事(間食や飲み物も含む)を3日分、写真に撮ってご用意ください。
いつもの食事内容を記録することで、より現実的で具体的なアドバイスが可能になります。

③ 初回相談(約30〜40分)

血液検査の結果や、撮っていただいた食事の写真をもとに、生活スタイルに合わせた無理のない目標を一緒に考えていきます。
「これなら続けられそう」と感じていただけるよう、わかりやすく丁寧にご提案します。

④ 継続相談(約20分)

継続をご希望される方や、再度の相談が必要な方は、必要に応じて2回目以降のご予約をお取りいただきます。
改善の経過を一緒に確認しながら、必要があればアドバイスの内容を見直していきます。
順調な場合はそのまま継続を、改善が必要な場合は原因を一緒に探しながら再提案いたします。

栄養相談の費用

保険負担割合 初回栄養相談 2回目以降の栄養相談*注2
3割負担*注1 780円+診察料 600円+診察料
1割負担*注1 260円+診察料 200円+診察料
自費(10割負担)*注3 4,400円(税込) 3,300円(税込)
【ご注意ください】
  • *注1:保険適用の場合は、別途診察料がかかります。

  • *注2:一度栄養相談が終了し、しばらく経って再び受けられる際には「初回料金」が適用されます。

  • *注3:以下の疾患以外を目的とした相談は保険適用外となり、自費(10割負担)での対応となります。

  • 〈保険適用となる主な疾患〉糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、高度肥満症、鉄欠乏性貧血

最後に

「食事のこと、ちょっと気になるな…」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
無理のない方法を一緒に考えながら、ゆっくり取り組んでいけるよう、私たち管理栄養士が丁寧にお手伝いします。

これからも元気に毎日を過ごしていけるように、今できることから始めてみませんか?
あなたの一歩を、私たちは応援しています。

 

鮭と茄子の焼き浸し(管理栄養士考案)

管理栄養士による健康レシピ

 

作り方

  • 1. なすは乱切り、鮭は3~4等分に切る。鮭に小麦粉をまぶしておく
  • 2. フライパンに油をしき、鮭は焼き目をつけ蒸し焼きにする
  • 3. なすも同様に焼く
  • 4. 器に、めんつゆ、みりん、酢を合わせ、2をいれて味をからませる
  • 5. お好みで、大根おろし、小口ねぎ、しょうがを添える

野菜はかぼちゃやピーマンなどプラスしてもOK✨

 

 

 

 

栄養価 : エネルギー  283  kcal      タンパク質 17.7 g     塩分 0.8 g

魚に含まれるDHA、EPAには血中のコレステロールを抑制する効果、鮭のアスタキサンチンには強力な抗酸化作用があり美肌、老化、ガン予防効果が期待できます✨なすの皮に含まれるナスニン(アントシアニンの一種)にも、強力な抗酸化作用があります。果肉に含まれるクロロゲン酸は血圧を下げ、血糖上昇の抑制効果があります✨

コレステロール 中性脂肪を下げる食事

✨カロリーの取りすぎに気を付けましょう✨

余分なカロリーは中性脂肪やコレステロールの合成を促進します。中性脂肪が高い方は糖質(主食、ジュース類、甘いものなど)の摂りかたを見直しましょう。

✨バランスの良い食事を心がけましょう✨

主食、主菜、副菜のそろった食事をすることは栄養バランスが整います。食品の栄養はそれぞれ異なるので色々な食品をとるように心がけましょう。

文責:管理栄養士 齋藤

おいしく減塩 バターチキンカレー

管理栄養士による健康レシピ

◆作り方

1.鶏モモ肉を一口大に切り、ヨーグルト、カレー粉に30分~一晩漬けておく

2.鍋にバターを溶かし、みじん切りにしたしょうが、にんにく(お好みで唐辛子も)を弱火で炒める

3.みじん切りした玉ねぎを入れ、飴色に炒める

4.一口大に切ったじゃがいも、漬けておいた鶏もも肉を入れて軽く炒める

5.トマト缶、水(トマト缶の半分くらい)を加えて沸騰したら蓋をして弱火にし、具材に火が通るまで、煮込む

6.カレールウ、はちみつを入れ、時々混ぜながら10分程度煮込み、完成

栄養価:  エネルギー   368 kcal      タンパク質   17.9g     塩分  1.8g

作る時のコツ

 酸味の利用 

酢や柑橘などの酸味で味のメリハリをつけましょう

香辛料や香味野菜を利用 

香りのある野菜やスパイス、ハーブ、唐辛子などで味にアクセントをつけましょう

汁物はだしをきかせて具を増やす 

だしの旨味を上手に利用すると減塩効果大。汁物は野菜を入れて、具沢山にしましょう。

献立にメリハリを

全て薄味だと物足りないので、1品は普通の味付けにすると食事の満足度が高まります

食べるときのこつ

食塩を多く含む食品を避ける 

食塩が多い食品は控えましょう。漬物や練り物などの加工食品は食塩を多く含むので注意が必要です。

減塩食品を利用 

減塩醤油など、塩分を減らした食品を利用しましょう

食べるときに味付けする

下味はつけずに調理し、食べるときに塩をふりかけたり、醤油をつけて食べましょう

汁物の汁を残す

塩分を含む汁は残し、汁物は1日1杯までにしましょう

 

文責:管理栄養士 斎藤