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肺がんを発見するにはどうすればよいですか

肺がんの自覚症状には咳や痰、血痰、胸痛、息切れなどがあります。

症状がでたらクリニックや病院を受診する方が多いと思います。しかし、症状が現れる頃には肺がんは進行してしまっていることが多いのです。 進行した肺がんの治療はがん薬物療法を主体に行うことになりますが、がんを治してしまうような強力な薬はまだ開発されていません。肺がんは早期に発見し、手術をして切除するのが現在でも最も良い方法です。

それではどうやって肺がんを早期発見すればよいのでしょうか。

肺がんを見つけるために最も有効な(=感度が高い)検査法はCTです。住民健診などで一般的に行われいる肺のレントゲン写真は、肺全体を一枚の写真で診断します。そのため、小さな肺がんがあっても 骨や血管と重なって見えないことがよくあります。一方、CTでは肺を100枚から200枚の断層写真にしますので、大きさが5mm程度の小さな肺がんを見つけることが可能です。

しかしながら、CTの問題点は肺がん以外の良性病変も捕まえてしまうことです(=特異度が低い)。CTで5mm程度の陰影を見つけたとしてもそれがガンなのか炎症などの良性病変なのか、CTだけでは判断できません。「CTでは肺がんの可能性がある病変が見つかりましたが、本当に肺がんかどうかは手術で確認するまでは分かりません」という説明になってしまうのです。
CTが住民健診にまだ導入されない理由がここにあります。