HOME > 病気に関するよくあるご質問 > COPD(慢性閉塞性肺疾患)に関するご質問 > COPD(慢性閉塞性肺疾患)とはどんな病気ですか

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とはどんな病気ですか

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とはどんな病気ですか▲タバコを長年吸うと肺は黒くなります(クリックで拡大)

COPDを日本語に直すと、慢性閉塞性肺疾患と言います。以前は慢性気管支炎、肺気腫と呼んでいた病気を一つにまとめてCOPDという病名になりました。
COPDの定義は簡単でかなり明瞭です。呼吸機能検査で一秒率が70%未満であり、可逆性がない(=元に戻らない)ことです。 ちなみに可逆性がある病気が気管支喘息です。 

ロウソクの火を消すときをイメージして下さい。大きく息を吸って、ふうーと息を一気にはきますね。ゆっくり息をはいてもロウソクの火は消えません。COPDの患者さんは一気にはく息のスピードが健康な人よりも遅くなっており、ロウソクの火を消すのが難しくなります。一秒間で肺全体の70%未満の量の息しかはくことができないとき、COPDと呼ぶことに世界中で決まっています。
COPDの患者さんは、気管支内腔(=空気の通り道)が慢性的に狭くなっています。人間は息を吸って空気を肺に取り込んだのち、肺から気管支、気管を通って外界に空気をはき出します。空気の通り道である気管支が狭くなっていると、空気をはくのに時間がかかります(ストローをくわえて息を全部はくのが大変なのと同じです)。
COPD患者さんのほぼすべてが喫煙者もしくは元喫煙者です。
タバコの煙は毎日気管支粘膜に刺激を与え続けるので、気管支粘膜は慢性的に炎症を起こします。毎日起こす炎症を毎日修復するため、気管支粘膜は肥厚し戻らなくなります。その結果として気管支内腔が狭くなり、COPDを発病します。