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睡眠時無呼吸症候群に関するご質問

睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気ですか

睡眠時無呼吸症候群を英語ではSleep Apnea Syndromeと呼び、SAS(サス)と略します。

人間は呼吸をするとき、鼻から空気を吸い、その空気はノド、声帯、気管を通って肺に入ります。SASの患者さんでは、仰向けで眠ったとき、舌根(舌の最も奥の部分)がノドの方に落ちてしまい、空気の通り道がふさがるため、呼吸がとまります。
眠っているときに息ができなくなるわけですから、呼吸が苦しくなり目が覚めます。目が覚めると舌根が持ち上がってノドの閉塞が取れて、呼吸が楽になり再び眠ります。眠ると舌根が落ちてまた無呼吸になります。
このように呼吸の再開と停止を夜間ずっと繰り返すため、熟眠感が得られず、日中の眠気が強くなり、会議や車運転中に眠ってしまいます。


日中の眠気は日常生活に影響を与えるため、SASの患者さんにとってつらい症状の一つです。しかし、最も問題なのは、SASの患者さんは夜間低酸素状態となるため、心臓に負担がかかり、高血圧や心不全、心筋梗塞になるリスクが高く、生存期間が短くなることです。

当院ではSASの簡易検査を行います。自宅で簡単にできる検査ですので、いびきや日中の眠気が気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。


睡眠時無呼吸症候群については
フィリップス社の無呼吸ラボ
テイジン社の無呼吸なおそう.com
が参考になります。
当院の睡眠時無呼吸検査装置です。自宅に持ち帰って頂いて検査を行います。

睡眠時無呼吸症候群の治療はどうすればよいのでしょうか

まず、自宅で行う簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いとなれば、ポリソムノグラフィー(PSG)を行います。PSGは脳波や眼球運動などを測定するモニターを装着し、無呼吸だけではなく睡眠の深さなどを総合的に診断します。PSGは一泊入院が必要となる精密検査であり、当院では実施できないため、病院などに紹介して検査してもらうことになります。

PSGの結果、睡眠時無呼吸症候群と確定診断されれば、重症度判定を行います。
睡眠1時間あたりの無呼吸もしくは低呼吸の回数が15回未満のとき軽症、15回以上30回未満のとき中等症、30回以上のとき重症と判定します。

軽症の場合はマウスピースを歯科で作成してもらい、マウスピースを装着して寝ることで、いびきや無呼吸が改善します。

中等症から重症の患者さんにはCPAP(持続陽圧呼吸)療法を実施します。睡眠中に鼻から空気を送り続け、閉塞した気道に圧をかけることで、気道を広げます。その結果、無呼吸がなくなります。空気を鼻から送られるので患者さんが不快に感じることもありますが、最近は器械の開発改良が進み、音もほとんどなく快適に治療ができるようになってきました。
現在ではマスクの開発改良が進み、もっと快適になっています。



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