おきのメディカルクリニック
(内科・呼吸器内科)

喘息に関するご質問

喘息は治りますか

まず喘息とは何かを説明します。
 
喘息は「喘(あえ)ぐような息」のことであり、「喘鳴(ぜんめい)を伴うような呼吸」をする病気ということになります。
医学的に喘息を分類すると、①気管支喘息 ②咳喘息 ③心臓喘息の3つになります。
①気管支喘息は、アレルギー疾患の一つであり、病因は患者さんの持っているアレルギーです。アレルゲンを吸入することにより、気管支喘息発作を来たし、呼吸がゼーゼー、ヒューヒューという音がするようになり、患者さんは呼吸が苦しくて大変辛い思いをします。また、発作を起こしていない時は平常通りの生活ができることが特徴です。
②咳喘息は、気管支喘息の一種ですが、呼吸がゼーゼー、ヒューヒューとなることはなく、咳のみを症状とする病気です。病因はやはりアレルギーです。
③心臓喘息の患者さんもやはりゼーゼー、ヒューヒューするような呼吸をしますが、病因が気管支喘息とは全く異なります。心臓の機能が低下し、心不全の状態となると、肺の気管支周囲に水がたまり、水のような痰が増えることで気管支が狭くなります。
心臓喘息の症状は心不全の治療でよくなりますが、心不全の原因となった心臓の病気が治ったわけではないので、心臓の治療はその後もずっと続くこととになります。

当院ブログでも喘息について記載しています。
喘息の季節
風邪と喘息
当院にある呼気一酸化窒素(FeNO)測定器です。気管支喘息の診断、治療の役に立ちます。

喘息の治療について教えてください

気管支喘息と咳喘息の症状は狭くなった気管支が原因であり、治療は気管支を拡張させることです。気管支拡張剤で治療することでゼーゼーといった症状はよくなります。しかし、それで治療が終了ではありません。心不全の治療と同じように、喘息発作の原因となったアレルギーの治療を継続することが肝要です。
心臓の治療を中止すれば心不全が再発するのと同様に、アレルギーを抑える治療を止めれば喘息発作が再発することになります。
 
気管支喘息の病態は、症状があってもなくても、アレルゲンによって気管支粘膜が慢性的に炎症を起こしていることです。「風邪をひいたときだけ喘息になるんです」という患者さんがよくいますが、風邪の時だけ炎症を起こすわけではありません。
症状がないときも気管支喘息患者さんの気管支粘膜は炎症で肥厚しています。風邪などでウイルスが感染すると気管支粘膜が更に肥厚、気管支内腔が狭くなります。その結果、狭い気管支内腔を空気が通るときにヒューヒューといった音がなるようになります。
 
アレルゲンを環境から完全に除去できれば良いのですが、それは不可能に近いため、気管支粘膜の慢性炎症を鎮める治療が現在の主流です。それが吸入ステロイド療法です。
気管支喘息および咳喘息の患者さんには吸入ステロイドをまず使用します。吸入ステロイドでは症状が抑えきれない場合に、吸入気管支拡張剤、抗アレルギー薬を追加していきます。
吸入製剤は炎症のある気管支粘膜に直接薬が届くので理にかなっており、副作用を極力抑えられるというメリットもあります。今では、製薬会社が色々な吸入製剤を開発しており、患者さんのニーズ、使いやすさを考慮して、薬を選択することが可能となっています。

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当院では内科疾患全般に対応しており、呼吸器疾患には専門的診療を行っています。特に、マルチスライスCT撮影装置を設置しており、予約なしですぐに撮影できます(ただし、造影剤は使用できません)。
また、患者さん用無料駐車スペースが13台分あり、お車での来院も可能です。
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