肺がんの早期発見

肺がんは非常に治療成績の悪い(予後が悪い)病気です。国立がん研究センターの最新の調査によると、2016年にがんで亡くなった患者さんのうち最も多い病気は肺がんです。新たに診断される癌の中で、肺がんは胃がん、大腸がんに次いで3位ですので、胃がんや大腸がんと比べて肺がんは治療成績が悪く、死亡率が高いことが影響しています。

肺がんの早期発見

胃がんを早期発見するため、健康診断としての造影検査(いわゆるバリウム検査)、上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)が非常に普及しています。一方、肺がんの早期発見として普及している検査は胸部X線写真喀痰細胞診です。しかし、健康診断で早期発見される肺がん患者さんは多くはなく、見つかっても進行がんか、そもそも見つからない肺がん患者さんが多数います。早期発見できなければ、健康診断で肺がんが見つけられても救命できない可能性が高まります。

 

もっと感度の高い検査を導入する必要があり、肺CT検査がオプションとして付けられている健康診断コースもよく見かけるようになりました。

胸部X線写真よりCT検査は感度が高いのですが、肺CT検診にはメリットとデメリットがあります。